上腕骨外側上顆炎(テニス肘)とは?
テニスで起こるのか?
テニスボールを打つ動作は、フォアハンドストロークとバックハンドストロークで異なる。
外側上顆炎の疼痛は特にバックハンドで著明になる。
バックハンドでは、インパクトの際にボールから強い掌屈力を受ける。
そのため、掌屈力に打ち勝つ強い背屈筋力が必要になる。この背屈に作用するのが、前腕伸筋群である。
前腕伸筋群は遠心性収縮を強いられ、強い負荷が加わる。
疼痛の原因
外側上顆炎では、前腕伸筋群のいずれかが炎症を起こし、疼痛が生じている。
そのため、前腕伸筋群に強い負荷をかけるように、
・前腕回内位で手関節を背屈させ、椅子を持ち上げるチェアテスト
・肘関節伸展位、前腕回内位で、手関節を背屈位に保持させ、掌屈方向に抵抗を加える、トムセンテストでは、上腕骨外側上顆の部分に疼痛が誘発される。
また、外側上顆炎では、第3指を伸展位に保持させ、屈曲方向に抵抗を加える中指伸展テストも陽性を示す。
そのため疼痛の原因は、短橈側手根伸筋もしくは総指伸筋の張力によって、外側上顆に強い牽引力が加わった結果と考えられる。