運動の種類はたくさんありますが、運動効率がよく、加えて狙った部位にアプローチできることが重要となります。運動の中で、スクワットは効率の良い運動であると思います。
スクワットは大腿前面にある大腿四頭筋やお尻の筋肉である大殿筋を鍛えるレジスタンス・トレーニングの代表種目です。また補助的にハムストリングスや脊柱起立筋など背中の筋肉も同時に鍛えられるため、体幹や下肢を同時に鍛えることが可能です。
他の種目と比較しても最も強度が強いスクワットは関節への負荷も大きいため、動作時のフォームの崩れが障害に繋がる可能性が高いと言えます。そのため、高負荷でのスクワットは避けるようにしましょう。
正確なフォームで10回繰り返せる負荷が目安となります。
スクワットのポイントとして。しゃがむ際に膝の位置がつま先よりも大きく前方に出てしまいます。この動作は膝関節に大きな負担をかけます。スクワットをする際は膝が前方に出すぎないように注意が必要です。
もう一つの注意点として、しゃがみ込む高さです。猫背にはならずにしゃがみ込める高さで脊柱中間位を保持することは安定した動作を獲得するために必要となります。
ぜひ上記に注意しながら動作のアシストや介助をすると実際に必要な機能と重要性が学べると思います。