付着部と作用について
上位付着部:側頭骨乳様突起
下位付着部:胸骨頭(胸骨柄の上面)、鎖骨頭(鎖骨内側3分の1)
神経支配:脊髄副神経(脳神経Ⅺ)
収縮作用:両側性収縮(頭部や頸部屈曲)
片側性収縮(収縮側とが反対側への頭頚部回旋、頭頸部側屈)
片側性収縮による斜頸とは
一側性の胸鎖乳突筋の筋緊張が亢進すると、斜頸と呼ばれる状態となります。
これは、胸鎖乳突筋の作用にて、頭頸部が屈曲・側屈・対側への回旋位置に固定されるため出現します。
この状態では、小児にみられる場合も多く、治療として筋ストレッチや周辺組織のモビライゼーションが行われます。