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脊柱のアライメントと機能解剖とは?

正常な脊柱のアライメントには、頸部、胸部、腰部、仙骨部に4つの生理的弯曲が存在します。

頸部と腰部は前腕、胸部と仙骨部は後弯していることから生理的S字弯曲と呼ばれます。

脊柱アライメントは、重力と大きな関係があります。座位や立位などの運動発達に伴い、脊柱の長軸方向に重力が加わると、脊柱のアライメントに変化が生じ、頸椎と腰部の前弯が形成されます。

学童期の終わり頃になると胸部と仙骨部の後弯が形成させ、脊柱のアライメントは完成します。

生理的S字弯曲で対照的な立位姿勢を保つとき、胸部では椎体前方に胸部が存在するため重心線が椎体の前方を通ります。そのため、胸部を支える腰部では、常に姿勢保持のための伸展筋活動が必要となります。