血液検査のなかでRF値:リウマトイドファクターをよく目にすると思います。
正常人でも1ー5%は陽性になりますが、15mg/dlを超えるとリウマチの重症度が高いと言われています。数字が高いほど、重症になりやすいということです。
リウマチと診断されている症例でも、5%は陰性となるため、確定的な診断とはいえないですが、関節の変形が高い=数値が高い、相関関係があると言われています。
血液検査でRF値とはどういうものか、、、
リウマチ因子を把握しておくことで、重症度の度合いを確認することができます。治療の過程で、治療前と治療後、痛みの有無で数値が変化するため、把握しやすいことがメリットとなります。
その他の因子として、CRP値が挙げられます。
同様に血液検査で確認することができます。正常値は0.45以下と言われています。
炎症の強さを表すものであり、リウマチの症状の強さを示していると言われています。必ずしも、リウマチ症状と検査値は比例はしないため、程度を確認する程度と考えてよいでしょう。
また、抗CCP抗体によるリウマチ発症を予測できる検査があります。
抗CCP抗体とは、関節リウマチの滑膜に存在するCCPという抗原を排除しようと働く自己抗体です。これも血液検査で検出することができ、リウマチの診断、治療する上で重要となります。
この抗CCP抗体は正確にリウマチの発症を予測できる最も重要な血液検査であり、必ず確認しておく必要があります。