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頸部の痛み、力学的ストレスとは?

頸部の運動

頸部の伸展運動を行うとき、頸部後方の組織には圧縮ストレスが生じ、前方の組織には伸張ストレスが生じています。

反対に、屈曲運動を行うときには、頸部前方の組織に圧縮ストレスが生じ、後方の組織に伸張ストレスが生じます。

伸展運動時の最終的な制限は、棘突起同士の衝突により起きるため、この時棘突起には圧縮ストレスが加わります。椎間関節には伸展時や側屈時に圧縮と剪断ストレスが生じます。

椎間関節と筋にかかるストレス

椎間関節は圧縮ストレス、筋はアライメント不良による伸張ストレスを受けている場合が多いです。

それぞれ圧縮ストレス・剪断ストレスによって疼痛が生じている場合は椎間関節に問題があると考えます。

伸張ストレス・圧縮ストレスによって疼痛が生じている場合は、頸部の筋に由来する機能障害を疑います。