1979年にMcKenzieが機械的腰痛に対して新しいアプローチを用いた診断法と治療法を報告しました。
この方法は腰痛を治療し、再発を予防するためのプライマリーケアとして、臨床現場で広く用いられています。McKenzieは機械的腰痛患者を病歴や姿勢および自動あるいは他動的な腰部運動により、その可動制限の有無や程度から評価を観察し、正常な状態に回復させます。
伸展運動として、腹臥位を5分間行います。これができない場合は腹部の下にいくつか枕を置き、この上に腹臥位となります。
伸展運動の禁忌として、腹臥位または伸展により下肢痛の増強あるいは下肢への放散痛が生じる椎間板障害では、実施しないようにする必要があります。