発生機序
免疫の異常により自分自身の正常な細胞や組織うぃ過剰な反応で攻撃してしまい、関節が炎症を起こして腫れや痛みを発症する疾患です。
罹患する関節として、手関節、中手指節関節、近位指節関節、中足趾節関節、膝・足関節などであり、進行すると関節変形や骨破壊が生じます。
診断基準
①一時間異常の朝のこわばり
②三時間異常の関節炎(腫脹)
③手関節、PIP、MP関節の少なくとも1か所の軟部組織の腫脹あるいは関節液の貯留
④左右対称性の関節炎
⑤手指、手のX線像の異常(骨びらんや骨萎縮など)
⑥皮下結節(リウマトイド結節)の存在
⑦血液検査所見におけるリウマトイド因子の存在
異常7項目中4項目以上を満たす場合にリウマチと診断されます。ただし、①~④の4項目は少なくとも6週間以上持続していることが条件となります。