SITS筋について
腱板はしばしばSITSと表現されます。SITSは以下のように4つの腱板筋の頭文字です。
S:棘上筋 suoraspinatus
I:棘下筋 infraspinatus
T:小円筋 teres minor
S:肩甲下筋 subscapularis
SITSは、4つの腱板筋の名称を表すのみならず、腱板が上腕骨頭を関節窩の中心に安定させるという意味も表します。
肩甲上腕関節の運動を調節する機能
・棘上筋:上腕骨頭を、関節窩に直接引き付けます。
・肩甲下筋、棘下筋、小円筋:三角筋による上方へ引く力に対抗して、上腕骨を下方に引きます。
・棘下筋、小円筋:上腕骨頭を外旋し、大結節と肩峰との衝突を防ぎます。