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椎間板の構造と機能とは?

椎間板について

椎間板は、髄核とそれを取り囲む繊維輪、脊椎端板で構成されます。組織構造は主に、コラーゲン、プロテオグリカン、水のため、退行性変性を起こしやすくなります。

特に髄核は、プロテオグリカンが減少することで水分保持が困難になりやすいです。また、繊維輪内にあるコラーゲン線維の方向は垂直ではなく、斜めになっており、隣接する層は逆方向を向いています。

この配列が10~20層になって構成されています。これにより、椎間板は牽引や剪断、ねじれといった力に対抗することが可能となります。

機能的役割について

椎間板の機能的役割は、体重支持と脊椎の分節的な可動性を補助することが可能です。

体重支持とは、クッション作用のことを指し、衝撃を緩衝させる機能のことを指します。

分節的な可動性の補助とは、屈曲・伸展、側屈、回旋運動で生じる圧縮ストレスに対し、柔軟に変形する機能のことです。