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後方関節包の整形外科テストとは?

後方関節包の伸張テスト

背臥位にて肩関節は肩甲骨面上で外転45°とします。そして、肩甲骨を固定しながら、肩関節を内旋します。

内旋70°まで達しない場合、後方関節包の伸張性低下を疑います。拘縮が強く内外旋中間位まで到達しない場合は、マイナスで表記します。

肩関節後方軟部組織の拘縮

肩関節後方関節包の拘縮は、可動域制限を引き起こすだけでなく肩関節のインピンジメントを誘発する因子となっています。

後方関節包は肩関節水平内転、内旋運動にて伸張位となりますが、スポーツ特性として投球動作を継続していると、肩関節2nd positionにおける外旋が増大し、同じく2nd positionにおける内旋が減少することが報告されています。

内旋可動域の低下は、後方関節包の伸張性が低下する要因となります。