carrying angleとは
肘関節を完全に伸展した時に前弯は体幹より離れ外反位を呈しています。
この時の上腕長軸と前腕長軸によってなす角度をcarrying angle(肘外偏角)と呼びます。
正常は男性で5°、女性で10°~15°である。
内反肘について
内反肘は上腕骨顆上骨折後の回旋変形や発育障害により発症することが多く、carrying angleが体幹に近づく方向に変形した肘関節を指します。
外反肘について
外反肘は上腕骨外顆骨折後の発育障害により発症することが多く、carrying angleが体幹からさらに離れる方向に変形した肘関節を言います。
外反肘では遅発性の尺骨神経麻痺に注意が必要です。